印刷用紙には様々な種類があり、また様々なランクがあります。基本的をまとめてみました。 |
■印刷用紙
紙の中には、印刷が可能なものと可能ではないものがあります。印刷が可能であっても、クオリティが得られない紙も存在します。
紙の中では、印刷に適するように加工された「印刷用紙」があり、多くの場合、この印刷用紙を使用して、印刷は行われます。 |
■非塗工紙(ランク)
非塗工紙とは、抄紙したままの紙の事をいいます。
これは、原料となる晒し化学パルプの割合により、ランクが分かれ、割合が100%のもの(Aランク)から40%未満(Dランク)まで分類されます。
※ランクAの白色度は80%程度、これがランクDになれば、55%前後まで落ちる。
※ランクが高いほど、白色が綺麗にでる=濁りがない。
※一色印刷向き
非塗工紙 |
○印刷用紙A (上質紙) |
○印刷用紙B (中質紙) |
○印刷用紙C・D(下質紙) |
○グラビア用紙 |
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■準工紙(ランク)
準工紙とは、印刷用に塗料をぬり、適正を高めた紙の事をいいます。
これは、 基本になる紙質と、1uあたりの塗料の量でランクが決まります。
準工紙に関してはそのランクにより、高級美術書・写真集・雑誌の表紙・口絵・ポスター・カレンダー・パンフレット・リーフレット等に使用されます。
※カラー印刷向き
準工紙 |
○アート紙 |
○コート紙(A2コート・B2コート) |
○軽量コート紙(A3コート・B3コート) |
○微塗工紙(微塗工紙上質紙・微塗工紙印刷紙) |
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■補足
現在では、金属やプラスティック、また段ボール、パネル等への印刷も可能にです。
※ただし、この場合は特殊印刷物となり、見積もりに関して時間を要します。 |